おあめさんが出来るまで
御所飴が出来るまでの行程を、簡単に紹介いたします。
昔ながらの銅釜を使い、厳選された素材を直火で高温になるまで材料を煮詰める。 飴の種類によって炊き上がる温度が異なり、その時に作る飴の味を生かすために微妙な温度変化を調整しています。
黒糖・米飴・麦芽糖などを使用する場合には煮え口が高くなる為、より細かい火加減のコントロールが必要になります。
炊き上がった飴は、冷やし台に流し入れます。
滑らかな舐め口と美しい飴にこだわる為、ただ材料を混ぜのではなく飴に混ぜる材料に合わせて方法を変えながら飴の味を決めています。 着色料・香料を使用せずには自然の素材の味や色を活かした体に優しい飴になります。
飴に透明感や舐め口をよくするために空気を抜きながら飴を冷やしていく。飴は種類によって出来上がりの温度が異なるため、どの程度まで冷やし固めて置くかによって最終の飴の出来に大きく影響する。
飴を成形しやすいような硬さになるまで冷やし胴守機に移します。
飴を手で細く伸ばし球断機に送ります。飴を置いておく胴守機には一粒一粒丸くなった飴はしばらく余熱をとり、検品を終えた後、皆様のもとへと運ばれて行きます。
風味にこだわり心を込めて手作りした京のおあめさんを是非ご賞味ください。