みなさま、初めまして。御所飴本舗、三代目・中西康拡と申します。御所飴は、厳選した砂糖と水飴を使用し、高温で炊き上げるという昔ながらの手法で、あっさりと あと口のよい飴に仕上げられています。かまどを使用し、高温の釜を扱うため、夏場は非常に厳しい作業になりますが、みなさまの「おいしい」の一言に励まされて今日まで続けてまいりました。これからも変わらぬ手法で、みなさまに愛される御所飴をお届けしていきたいと思います。
大正元年 |
創業者中西利一は、菓子製造を志し渡辺商店において修行ののち有限会社小枝屋商店を設立、現在の飴の形状の基礎ができる。 この頃は、飴菓子の包装形態はばら売りが主流であった。 |
昭和16年 |
戦時下のため、原材料入手困難になり休業を余儀なくなくされた。 |
昭和22年 |
営業再開 |
昭和26年 |
現在の屋号株式会社御所飴本舗を設立。 本店を中京区三条大橋西詰に開く。 |
昭和29年 |
第13回全国菓子大博覧会において名誉大賞碑を受ける。 |
昭和30年 |
京都駅観光デパートの納入業者になる。 |
昭和36年 |
明治天皇、大正天皇、両陛下御懸霊祭に御所飴を献上。 |
昭和41年 |
本社を新築する。工場を六条高倉に移転。 |
御所飴が出来るまでの行程を、簡単に紹介いたします。
昔ながらの銅鍋を使い、水・砂糖・水飴など、厳選された素材を直火で高温になるまで材料を煮詰めます。
飴の種類によって炊き上がる温度が異なり、その時に作る飴の味を生かすために微妙な温度変化を調整しています。
炊き上がった飴は、冷やし板に流し入れ冷やします。
冷やし板に飴を流し込んだ後、飴が冷めて固くなる前に味付けと色付けを行います。
着色料には天然着色料を使用し素材にこだわった体に優しいおあめさんです。
透明な飴はより透明感を出すため味と色を混ぜこむ作業はとても繊細です。飴は冷めるとすぐに硬くなってしまいうまく混ざらないため、時間と温度の関係が重要になります。綺麗に混ざり合ったら、飴を成形しやすいような硬さになるまで冷やします。
飴を手で細く伸ばし球断機に送ります。一粒一粒丸くなった飴はしばらく余熱をとり、検品を終えた後、皆様のもとへと運ばれて行きます。風味にこだわり心を込めて手作りした京のおあめさんを是非ご賞味ください。
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